costume designer
衣裳デザイナーは、映画、舞台およびテレビのスタッフの一員で、衣裳のデザインに特に責任をもつ職能である。「衣装デザイナー」は誤り。
日本語における「衣裳」の語はもともと、上半身に着用する「衣」(ころも)と下半身に着用する「裳」(も)を指す語である。「裳」の文字が常用漢字になく[2]、一般には意味の異なる「装」(よそおい)の文字が当てられることがある。慣例により映画用語、テレビ用語としては厳格に「衣裳」と表記し[要出典]、用語としては英語のcostumeに対応する。宝塚歌劇団においては「衣装」の文字が用いられる。
たいていのフィーチャー映画において、その人物は照明やその他のカラーデザイン面の問題について、監督、撮影監督両者と密に連絡を取りながら仕事をする。
日本映画においては、セカンドの助監督を通じてあるいは直接に監督との意思疎通をはかり、その問題の程度によっては演出部としてのセカンド助監督の判断によりながら、衣裳の選定、管理を行なう。衣裳デザイナー不在で衣裳部がこれを担当する場合が多数である。作品のもつ衣裳予算により、衣裳デザイナー、衣裳部は衣裳を仕立てることも行う。
アメリカ合衆国のアカデミー賞にはアカデミー衣裳デザイン賞が存在するが、日本アカデミー賞には衣裳デザインへの賞は存在しない。
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